こんにちは、就労移行支援Changeです。
就労移行支援Changeでは、利用者さん一人一人の課題に合わせた就労訓練を日々行っております。今回は先日行われた、社交辞令について考える訓練をご紹介します。
社会人になると、旧友や会社の同僚、上司から 「また、ご飯に行きましょう」という言葉を掛けられる機会が増えます。
こういった時、皆さんはどう対応しますか?
おそらく「是非」「楽しみにしています」と返事をする人が多いでしょうか。
しかし、誘われた人とご飯に行かないまま日々が過ぎていき、結局ご飯に行くことがない状態になってしまうことも珍しくありません。
この場合に使われる「また、ご飯に行きましょう」という言葉には、日時の指定など具体的な内容の指定がありません。
「またご飯に行けたらいいですね」「そうですね、機会があれば是非」といったように、
社会のあらゆる場面で行われている言葉のやり取りであり、いわゆる「社交辞令」と呼ばれるものです。
「社交辞令」とは、人間関係や物事を円滑に進める為の潤滑油になる言葉です。
この言葉のやり取りにおいて、本音と建て前が判断できない人は相手の言葉の意味を誤解して受け取ってしまうかもしれません。
「約束したのに、いつまでも誘われない」
「ご飯に行きたくないから、誘われても断ろう」
日常の何気ない言葉の受け取り方ひとつで社会性の有無が問われ、それが信頼や評価に繋がってしまうこともあります。
「また、ご飯に行きましょう」
「いいですね、楽しみにしています」と、笑顔で対応が出来たら素敵ですね。
では、実際に「明日、良かったらご飯に行きましょう」と誘われた際はどうでしょうか?
この場合の「ご飯に行きましょう」は、社交辞令ではなく、実際に食事に誘われている場面になります。
食事に誘ってもらった場合は、出来るだけ誘いに乗ることが好ましいです。
なぜなら、仕事中はなかなか話せない普段の生活や趣味についてゆっくりと聞いたり話したり、自己紹介の場を設けずにお互いのことを知っていける交流の場になるからです。
上司と食事をする機会は、仕事中には取ることの出来ない貴重な時間であり、人間関係を円滑にする為の良い機会となります。
就労移行支援Changeでは、様々な訓練によって利用者の一人一人が将来に向けて進むことを前提とした支援を行っております。
「社交辞令」や「人付き合い」は人間関係を円滑に行うために必要なものであり、生きていく上で誰もが扱っていけるように大切に考えていきたいですね。