並行作業。
並行作業ってなんでしょう?
朝起きると食卓に朝ご飯が並んでいます。
炊き立てのご飯。お味噌汁。鮭の塩焼き、目玉焼き。
お母さんは(お父さんの場合もあるでしょうが)どういう手順で朝ご飯を作ったでしょう?
お米を研いでご飯を炊く。
おなべにお湯を沸かして、お豆腐を切って入れ、ワカメを入れて、お味噌を入れる。
鮭に塩を振って、グリルで焼く。
フライパンに油をしいて、目玉焼きを作る。
こんなふうに、ひとつひとつを順番に作っていたら、ものすごく時間が掛かってしまいますね。
めちゃめちゃ早くから起きて作らないといけないです。
さて、実際にはどうしているでしょう。
おなべでお湯を沸かしている間に、鮭に塩を振ってグリルに入れ、鮭が焼ける間にフライパンに卵を割り入れる。
フライパンにふたをしたら、鮭が焦げていないか確認して、お湯が沸騰していたら豆腐を切って入れる。
鮭をひっくり返したら、目玉焼きを皿に移して、なべにワカメを入れる。
なべの火を消してお味噌を溶いたら、鮭を皿に移して、ご飯とお味噌汁をよそって出来上がり。
これが並行作業です。
何かをしながら、他のことをする。これが難しい。
自立訓練Stepでは、毎日調理実習を繰り返していますが、作る品数が増えると格段に難しくなります。
調理にずいぶん慣れてきた人でも、時間内に2つのことをするのは難しいですね。
毎日当たり前にやっているお母さんを尊敬してしまいます。
継続は力なり! がんばっていきましょう。