ビジネスマナーやパソコン作業、電話応対など就労に必要なスキルを身につけるために、就労移行支援Changeでは様々な訓練を提供しています。
その中でも、就労移行支援Change名物といっていいもの、それが「軽作業ウィーク」です。
軽作業ウィークはその名の通り、一週間を通して軽作業をします。
そう、ただ軽作業をするだけです。朝から夕方まで、ただただ軽作業をします。
作業自体は簡単です。ふつうに誰にでも出来る作業です。
しかし、これがとても重要な訓練なのです。
なにがそれほど重要なのでしょう?
作業は流れ作業になります。それぞれの持ち場につき、指示通りの作業をします。
前の人から流れてきた「商品」に自分の受け持ちの工程を施して、次の人に「商品」を流していきます。
数名のチームで一連の作業を進め、最終的に完成した「商品」の数を集計します。
複雑な工程はありません。非常にシンプルで、言ってしまえば単調な作業ですが、この単調さが問題なのです。
人間誰しも単調な作業は飽きてしまいます。飽きてくるとその人の性格や問題点が顔を出します。
報告・伝達を忘れる。声が小さくなる。ミスが増えてくる。やっている振りだけで、サボり始める人も出てきます。
将来、就労をしたときのことを考えてみましょう。就労してすぐは気が張っていて、ミスなく評価の高い仕事が出来るかも知れません。しかし、時間と共に慣れてきて、緊張が無くなって来ると、その人の元々の性格や問題点が出てきてしまいます。
軽作業ウィークを通して、自分の問題点に向き合いましょう。
報告・連絡・相談が出来ているか。集中力はあるか、飽きっぽいか。声出しは出来ているか、周りへの気遣いは出来ているか。そして、体力面。
軽作業ウィーク中はずっと立ち仕事です。慣れないうちは、毎日くたくたになります。体調管理もしっかりして、就労への準備をしていきましょう。
- ※ 体験の方や通いはじめて間がない方には、無理のない範囲で作業に入っていただいています。