みなさん、こんにちは！自立訓練STEPです。
今年は少し寒さが遅れて訪れたように感じましたが、
12月はやはり寒く本格的な冬の始まりですね！
自立訓練STEPでは月に一回程度、全体調理を実施しています。
次は何を作りましょうか？とみんなで意見を出し合い決めていきます。
「冬なので温かい食べ物がいいね。」
「案に出た中ではポトフかな！」
「この前のカレーみたいに野菜を切って作れるね。」
「ポトフと言えばロールキャベツが入りもあるよね。」
「案にあるから一緒に入れてみようか。」
それぞれの意見を取り入れながら決まったメニューが
『ロールキャベツ㏌ポトフ』です。
食べたことはあるが作ったことがないメニューなのでレシピを調べて
自分達で作れるかを一度考えてもらいました。
作り方、野菜の作り方、調理の手順などわからない点を
今までの調理の経験を活かせるのか話し合いで決めていくのも訓練です。
前回の全体調理のカレーでは野菜の切り方を話し合えていなくて
調理当日、切り方に苦戦する場面があったので今回は、
ポトフの野菜の切り方についてみんなで話し合うことができました。
では、調味料は？レシピではコンソメで記載されていますが、
「鶏がらスープが沢山あるから応用できるよね」と案が出ました。
在庫を使うことに気づけることも大事なことです。
ただ、ロールキャベツ入りとなると初めて作る人はキャベツの大きさ・
中身の具材や量など作り方が難しいメニューです。
レシピを見ても作ったことがないのでなかなかイメージできず疑問点がでてきます。
中身の具は、ハンバーグを作ったことがあるので玉ねぎのみじん切りを取り入れるなど
以前の時より念入りにレシピを見て疑問点を調べ、みんなで話し合い作ることを
決めることができました。
話し合いを進めていく上で、一番難しく時間がかかったことは、
材料の分量や野菜の大きさでした。
今までの経験を通し、スーパーに行った時に食材についてどのように
売られているのか自分たちなりに下調べをしてみんなと共有し合うことができました。
では、レシピ通りの分量ではないが、どのように決めていくのか
人数が多いのでそれぞれの案を出し合い、意見が違って決まらず
時間だけたつこともありましたが、問題点を一つずつ話し合えることができました。
調理当日、それぞれの役割担当にそって作業をします。
準備物、セッティングは打ち合わせ通り進めていけました。
野菜切り担当は、玉ねぎのみじん切り、くし形切りでわからないことは
職員に聞くことができました。
一番苦戦したのはロールキャベツでした。
担当者はどのように進めていくのか分からず困ってしまいましたが、
最終的に「教えてください」と言うことができ、支援員がサポートに入りました。
困っているから気づいて欲しいと態度で表すのではなく、困っていることを
言葉で伝えることは、日々訓練で取り組んでいます。
他の利用者さんとコミュニケーションをとり疑問点を共有し、
わからないことを支援員に質問することも訓練です。
みんなで協力し合い、さまざまな形のロールキャベツが出来ました。
先に煮込んだ野菜の中へ入れるだけです。
すでにいい匂いが漂っています。
煮込み担当はロールキャベツに火が通るように入れ方も考え、
スープを上からかけて味を全体に染み込ませ火加減や出来上がるタイミングを
判断して、無事に「ロールキャベツinポトフ」が出来上がりました。
初めてのチャレンジメニューで大変さや次の課題もありましたが、
たくさんの学びがあり、作り終えた達成感もあり、みんな盛り付けの時に
「美味しそう」「早く食べたい」とワクワクしていた様子が印象的でした。
今回の調理実習で最後の利用者さんが、自分の担当以外でも進んで色々とサポートして
今までの学びを実践している姿がありました。
調理実習の訓練でできなかったことができるようになる経験を実感してもらえると
成長に繋がるので嬉しいですね。
もし、ご興味を持たれた方がおられましたら
お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。