自立訓練Step、一月の振り返り

令和3年になり、あっという間に一月が過ぎていきました。

Stepの一月は体験者が多い月でした。

Stepは自立訓練(生活訓練)ですが、有期限の福祉サービスです。活動の内容をまだまだ周知できていないなぁと感じることも多く、今後も広く活動や訓練の内容、有期限だからこその利用する方の意思や目標の必要さ、何より利用者主体の支援というところを知ってもらう必要があるなと感じることも多くありました。

 

 

 

1月の大きなイベントは『調理実習』と『屋外訓練』でした。

 

『調理実習』では、『トマトスープとサンドイッチを作ろう』でした。

 今までの調理実習では和食の割合が多かったということで、今回はみんなで考え洋食にしよう!と満場一致でサンドイッチとスープ作りになりました。栄養面やコスト面も考えて、トマトスープになり、レタスはどちらにも使えるねということで計画を進めていきました。トマトは生トマトにしようか、ホールトマトにしようか迷っていましたが、「あなたが一人暮らしならどっちを選びますか?」との問いに全員が「缶詰です」と即答でした。

自立の調理実習は難しい事や手の込んだことをすることが目的ではありません。“自分の暮らしに合わせた食事”なので、材料はレトルトでも缶詰でもいいんです。そこを見失いがちなので、そこは支援員の声掛けでみなさんが気が付いていけるようにしています。

みんな自分の思うサンドイッチを自由に作りました。三角であったり、四角であったり、ロールであったり。量も丁度よく、残すことなくキレイに食べられました。味もとっても美味しかったです。

 

 

『屋外訓練』では、A型就労支援事業所への施設見学に行きました。もちろん、行き方や交通機関、それに伴う料金、出発時間や所要時間の目安を考えての帰所時間など、すべてを利用者さん主体で計画をたてていただき、実際に福祉就労とはどのような働き方であるのかを自分たちの目で見てもらい、感想を述べ、自分たちの将来をイメージしてもらうことをしました。

『働く』とはなんなのか、実習に行くだけではなく、自分はどんな働き方をするのか、各事業所の支援員さんの口頭での説明が理解できるのか、また作業は理解できたか、施設内で訓練するだけではなく自分たちの将来を目の当たりにして、利用者みなさんがいつもとは違った表情を見せてくれました。

感想を述べる際も『自分がそこに就職できたら』という言い方を自然とできており、また新たな目標を見出すことが出来たように感じました。

とはいえ、自立訓練とは生活訓練!生活を整えていくことが重要です。

目標は高く持つべきですが、そこへ向かうまでの過程が重要!

日ごろの体調管理や、服薬管理などの自己管理能力の向上、社会生活能力、日常生活力の向上を目標に向けて見直していくことも重要!と改めて意識していきましょうと皆さんと話し合いました。

 

 

 

 

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