今回は田靡(たなびき)みき先生の呼吸法講座です。
みなさん、いつもどんなふうに呼吸をしていますか?
急にそんなことを聞かれても、言葉に詰まりますね。
意識して一生懸命呼吸をしている方はあまりいないと思います。
呼吸は人にとって自然な行為です。しないと死んでしまいますから、必要不可欠。常に呼吸はしています。常にしているがゆえに、あまり意識されることがありません。
呼吸を意識するのは、水にもぐっているときなど、呼吸が制限されるときぐらいですね。
さて、そんな呼吸ですが、もう一度考えてみましょう。イライラしているとき、みなさんはどんな呼吸をしていますか? 怒っているときはどうでしょう?
浅く、速い呼吸でしょうか。
悲しいときはどうでしょうか。落ち込んでいるときは?
ふだんあまり意識していませんが、呼吸は気分によって変わります。
イライラしているときはイライラした呼吸。悲しいときは悲しい呼吸をしています。
イライラしているとき、イライラを抑えたいと思ってもなかなか思うように出来ません。
悲しいとき、前向きに考えようと思っても、なかなかそんな気にはなれません。
そんなとき、呼吸を思い出してください。呼吸なら、意識して変えることが出来ます。
鼻から吸って、口から吐く。
ゆっくり吸って、ハァ~っと長く吐く。
お風呂にゆっくり入っているイメージで。
あたたかくて、気持ちいい。リラックスして。
吸って~、吐いて~。
「息」は「生きる」に通じます。
「呼吸を意識する」ことは「生きることを見つめること」
ジャッジしない、批判しない、あるがままの自然な呼吸で。
ほら、イライラした気分もいつの間にか消えてしまいますね。
みき先生、ありがとうございました。
また次回も、よろしくお願いします!